泳法をマスター!早い泳ぎ方はどれ?
- 泳ぎ方・練習方法
- 4泳法 クロール バタフライ 平泳ぎ 水泳 泳ぎ方 背泳ぎ
水泳の基本となる泳ぎ方を「泳法」と呼びます。
これまでは水に慣れたり浮くことや、キックの練習をしてきましたが、いよいよ本格的な泳ぎ方に突入していきます。
しっかりマスターしましょう。
4泳法の種類
近代泳法には「4泳法」と呼ばれる、クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎの4つの泳ぎ方があります。ここでは、それぞれの特徴について見ていきましょう。
1.クロール(crawl)
クロールとは、もともと「這うように進む」という意味の言葉で、うつ伏せで両腕のかきと両脚の蹴る動作を、それぞれ左右交互に繰り返す泳ぎ方です。
また、キックはバタ足とも呼ばれています。
競泳種目のフリースタイル(自由形)では、ほとんどの選手がクロールを泳ぎます。
詳しい泳ぎ方については、こちらの記事をお読みください。
キックのやり方のほか、3種類の腕の動きなどについて解説しています。
2.平泳ぎ(breaststroke)
両手を水につけたまま、胸から前方に伸ばすように左右同時にかく動作と、両脚で後方に蹴る動作を繰り返す泳ぎ方で、略して「ブレスト」とも呼ばれます。
4泳法の中で最も古い泳法で、顔を水面につけずに泳ぐことができる唯一の泳ぎ方です。
詳しい泳ぎ方については、こちらの記事をお読みください。
ヴェッジキックとウィップキックの違いや、水のかき方などについて解説しています。
3.バタフライ(butterfly)
バタフライは、蝶のように両腕で同時に水をかくことから、このように名づけられました。通称「バッタ」や「フライ」とも呼ばれます。
一回水をかくごとに、第一キックと第二キックの2種類のキックを行うのが特徴です。
詳しい泳ぎ方については、こちらの記事をお読みください。
キックのコツや、腕と脚のタイミングなどについて解説しています。
4.背泳ぎ(backstroke)
仰向けの状態で、クロールのように両腕のかきと両脚の蹴りをそれぞれ交互に繰り返す泳ぎ方で、略して「バック」とも呼ばれます。
競泳では、4泳法のほかの泳ぎ方とは違って、水に入った状態からスタートします。
詳しい泳ぎ方については、こちらの記事をお読みください。
アップとダウンのそれぞれのキックや、腕の動きなどについて解説しています。
4泳法で一番速いのはクロールかバタフライか?
4泳法の中で一番速く泳げるのは、自由形メドレーなどで、ほとんどの選手が使うクロールです。足で水をキックして、前方から後方に向かって大きく水をかくスタイルが、速く前進できるフォームだからでしょう。
二番目に速いのはバタフライです。
ドルフィンキックで力強く水を蹴り、豪快に進んでいきます。
その次がクロールを裏返した形の背泳ぎで、一番水の抵抗を体に受けやすいフォームの平泳ぎが一番遅い泳ぎ方になります。
メドレー競技で泳ぐ順番は?
水泳の競技には、4泳法を個々に泳ぐ種目のほかに、4泳法を順番に泳ぐ「個人メドレー」と「メドレーリレー」という種目があります。2つのメドレー競技は、次のように順番が異なります。
- バタフライ
- 背泳ぎ
- 平泳ぎ
- 自由形
- 背泳ぎ
- 平泳ぎ
- バタフライ
- 自由形
その他の泳法の種類
近代泳法の4泳法に対して、日本独自の日本泳法(古式泳法)という泳ぎ方があることをご存知ですか?続いては、昔の人がどんな泳ぎ方をしていたのかを見ていきましょう。
日本泳法とは?
日本泳法とは、古くから日本に伝わる泳ぎ方のことで、大きく分けて、うつ伏せで泳ぐ「平体泳法」、いわゆる立ち泳ぎと呼ばれる「立体泳法」、横向きの姿勢で泳ぐ「横体泳法」の3種類があります。
全国各地に伝わる泳法は、ほとんどが戦国時代や江戸時代に誕生したもので、毎年8月に行われる日本泳法大会には、由緒正しい伝統を持つ流派のみが参加を許されています。
日本水泳連盟が認定している日本泳法には、「向井流」や「岩倉流」のような創始者の名前や、「能島流」のような発祥の地名などから名付けられた13の流派があります。
(参考:日本水泳連盟「日本泳法概説」)
日本泳法の歴史について知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。日本泳法の流派や発祥地などを詳しく紹介しています。
水泳を楽しむために
水泳を楽しむためには、ライバルを作らないことです。
競争心が出てしまうとどうしても焦りの気持ちがでますので、同じ水泳をする仲間として、楽しく泳ぐようにしましょう。
自分の体調も十分に考慮しなければいけません。
血圧がいつもより低かったり高かったりするようであれば、水に入るのはやめましょう。
食事もバランスを考えて規則正しくとり、空腹や満腹のときは泳がないようにします。
初心者の頃は体調に気を使っていても、慣れてくるとそうしても体調管理が疎かになりがちです。
自分でも知らぬ間に無理をしてしまいがちなので、しっかりと体調を整えて水泳に臨みましょう!
- 前の記事
記事がありません
- 次の記事
横泳ぎの練習は手の動きと足の動きが肝心!練習してマスターしよう!