カナヅチを克服した泳げなかった人が体験した実体験から基づいた話~Part1

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カナヅチを克服した泳げなかった人が体験した実体験から基づいた話~Part1

カナヅチだから水泳が苦手……そんな人もいるはずです。 一方で昔は泳げなかったけれど、今はカナヅチを克服している人もいると思います。

泳げなかった人がカナヅチをどのように克服したのか、3人の体験談を紹介しましょう。 水泳が苦手な人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。


カナヅチは転校先で……~サンディ

水泳をしているサンディ

カナヅチを克服したのは、小学生の時。 きっかけは私が小学校を転校したことでした。

最初の学校ではあまり水泳の授業がなく、授業があったとしてもプール内を歩くだけという日もありました。

なので、水泳ができなくても特に問題がありませんでしたが、転校先の小学校ではかなり水泳が盛んに行われていたのです。 全国大会に出る生徒もいて、そこにはカナヅチの生徒は一人もいませんでした。

沢山あった水泳授業のおかげで!

転校先の小学校では、水泳の級を取得するテストが何度もありました。 泳げる距離によって、取得できる級が上がっていきました。

級によって帽子につけるボタンの色が違うので、すぐにその子がどのくらい泳げるのかがわかるようになっていました。

目標があると、みんなが頑張るようになり、多くの生徒がどんどん距離を延ばしていきました。

私最初全く泳げずカナヅチでしたが、授業だけではなく、夏休みも毎日、学校へ行き泳いだことで、1年後にはカナヅチを克服して泳げるようになりました。

転校先の小学校は私のようによその学校から転入してくる生徒も結構いました。

最初はカナヅチの子供も沢山いたものの、あまりにも水泳の授業が多く、それによってほぼ強制的にカナヅチを克服することができ、全員が泳げるようになりました。

学校全体で子供たちをサポートしていた!

最初は水に顔をつけることすら怖がっていた子も、徐々に水を克服することができ、少しずつ泳げるようになりました。

私も泳げるようになると、さらに距離を伸ばしたいと意欲を燃やすようになりました。

生徒全員が泳げるようになるには、先生の指導だけではなく、PTAの協力もかなりあったようです。 今までできなかったことが克服できることは、とても嬉しいことですし、さらに頑張ろうという気持ちになります。

カナヅチ克服で水泳の楽しさを実感!

水泳を楽しむ女性

私は泳げるようになったことで、水泳が楽しくなっていき、大人になってからも近くのプールへ行って泳ぐようになりました。

もし転校先の小学校で水泳が盛んでなかったら、私は今でもカナヅチのままだったのかもしれません。

そう思うと、小学校でみっちりと水泳を教えてもらえて良かったと思っています。

泳げないよりも泳げる方が良いですし、今後の人生で何かの役に立つことがあるかもしれません。 何よりもプールや海へ行っても、もしカナヅチだったら人が泳ぐのを見ているだけになってしまうのはとてもつまらないことです。

水泳でダイエットをすることもできますし、もちろん健康維持や体を鍛えることにも役立ちます。

屋内プールならば年中泳ぐことができるので、今後も機会を見つけて泳ぎに行こうと思っています。

カナヅチを克服するポイント~あずき

水泳サポート用品

カナヅチを克服するには、まず「補助なしでも人間は水に浮いてしまう」ということを実感するところから始めます。

補助してくれる人や浮き輪やボードに頼って練習していても、泳げるようになる事などありません。 可能な限り息を吸い込んで肺の中に空気を取り込めば、人間の身体は水に浮いてしまいます。

それが沈んでしまうのは、必要以上に水の上に身体の一部を出しておこうとするからです。

水への恐怖が克服出来ていないと、慌てて身体を水面に出そうとして勢い良く沈むことになってしまいます。

とりあえず「浮く」という事実を確認するだけならば、息を吸い込んで水の中に潜るだけで簡単に出来ます。

潜水の試験を受ければ分りますが、ある程度息を吐いておかないと泳ぎ慣れていない人は身体が水面上に浮かんでしまって不合格となります。

泳げない人は「身体の力を抜くように」と指導を受けることが多いと思いますが、力を入れていようがいまいが肺の中が空気で満たされていれば、自然と身体は水面に向かってしまうものなのです。

息継ぎの練習

とりあえず浮くことが出来れば、後の問題は息継ぎです。

息継ぎが出来れば理屈の上では、体力の続く限り泳ぎ続けられることになります。

しかし、今まで泳げなかったカナヅチの人がそう簡単に息継ぎをマスター出来るものでもありません。

専門家がマンツーマンで指導してくれれば話は別かもしれませんが、そのような恵まれた環境は中々望んで適うものでもありませんから……。

水に浮けるようになったとはいえ、まだ水への恐怖心が完全になくなる人もすくないでしょう。 そこで提案したいのが横泳ぎです。

古式泳法や日本泳法などと呼ばれる日本に昔からある泳ぎ方で、学校の水泳の授業で指導を受けられる機会はあまり見受けられません。

しかし、横泳ぎはしっかり実践、顔を全く水に濡らすことなく泳ぐことが出来るという素晴らしい泳ぎ方です。

横泳ぎでカナヅチ克服!

横泳ぎ

水泳の授業では検定対象となることはほぼありませんが、横泳ぎを習得出来ればカナヅチを克服したと主張できるでしょう。

背泳ぎやバタフライなどと比べれば、横泳ぎは余程実用的で楽な泳ぎ方に思えます。

私が水泳の試験を受けた時も、さすがに横泳ぎではなく平泳ぎを習得することを要求されましたが、水に慣れるためには試してみる価値があるのではないでしょうか。

日常生活においてカナヅチであることは大して問題とはなりませし、人命救助ではカナヅチどころか水泳が得意という程度では役に立てません。

水に落下したときにパニックにならないように水への恐怖心を克服して、水に浮くことが出来て十メートルも泳げれば十分に思えます。

スイミングスクールが転機に!~麻由子

スイミングスクールで泳ぐこども

私は元々水泳が苦手で、カナヅチでした。
カナヅチから脱しようと思った理由は、一生泳げないままでは後から苦労すると思ったからです。

学校での水泳の授業ではずっと泳げなかった私ですが、スイミングスクールに通って泳ぎのコツを教えてもらいました。

スイミングスクールに通い始めたことが、カナヅチを克服するきっかけになったのです。 小学校の低学年までは泳げないことはあまり苦になりませんでした。

しかし、毎年水泳の授業があるのに、何一つ出来ないのはいけないと思い、小学3年生の頃からスイミングスクールに通い始めました。

水に潜ることからスタート!

スイミングスクールで最初にやったことは、水に潜ることでした。

水泳が苦手な理由の一つに、水に潜ることがありました。

就学前に通っていた幼稚園にも水の滑り台があったのですが、子供の私からするとそれはとても怖いものに感じました。

それ以来、水泳は怖いものだと思い込んでいたのです。

スイミングスクールでの練習の甲斐あって、ようやく顔を水につけることは出来るようになりましたが、依然としてカナヅチのままでした。

潜れたら、水中で脚を動かす!

水に潜ることからスタートして次にやった練習は、水に潜って足を動かすことでした。

水泳が苦手でも水中で脚を動かすだけなら難しくもないし、水につけることさえ出来れば後は簡単だと今は思っています。

それが出来ると、次は背泳ぎの練習です。

最初のうちは、水面に背中をつけた状態で、ただ足を動かすようにしました。息継ぎが苦手な人や水が怖い人でも安心出来る泳ぎ方でほっとしました。

こうして次第に水への恐怖心を克服出来るようになりました。

カナヅチ克服で夢が叶った!

プールで遊ぶ親子

スイミングスクールには、小学校6年生まで毎週通いました。

それまで25メートルすら泳ぐことは遠かった私ですが、何とかクロールや飛び込み、ターンなども習得し、学校のプールでも自信満々で25メートル泳げるようになりました。


その頃から、いつか最後のコースまでクリアしたいという思いを抱くように……。

そんな私の夢は、小学6年生の卒業式間近の頃に叶ったのです。 また、皆勤賞でトロフィーをもらうことも出来て、夢のようでした。


顔や体を水につけることが怖い人は、少しずつ水に潜ることに慣れましょう。水に慣れてきたら、泳ぐということを意識するだけでだいぶ変わると思いました。

私は今でも水泳に関しては「やりきった」という自信があり、水への恐怖心もなくなりました。